スカイ―10es(高次元人間ドック)ご存知ですか?
口腔外科部長:小見山祥吉です。
電圧:1.28V(電池の半分の電圧)で、身体全体の状態を体脂肪計のような簡易さ(わずか5分間)で測定できます。
1970年代にロシア連邦宇宙局が、宇宙飛行士の健康管理のために研究が進められたのがはじまりで、フランスのアルバート・マークレイ博士によって研究開発が進められ、アメリカマイアミ大学のジャクソン記念病院でさらなる研究が進められて、飛躍的な精度と進化を遂げました。現在、全世界の医療機関で導入されています。育児中の母親や高齢者など、定期健診を受ける機会のない方は、60%を超えるといわれています。採血・採尿・レントゲンのリスクなしで簡単に健診できるスカイー10はそのような方の健康管理に最適です。また、定期健診では発見しづらい体の傾向を手軽に見る事ができます。健康管理は、数値よりも変化を見る事が大切といわれています。お口は飲食物の入口であり、同時に細菌の入口でもあります。その入り口が細菌感染を起こすことで、特に歯周病細菌が血液・血管を経由して身体のいたるところに到達して、色々な疾患(病気)を起こす原因となっていることは、近年明らかになって来ています。お口の健康管理は全身の健康管理と密接な関係があり、その状態を把握することで病気を予防することが可能です。病気になって検査をすることは勿論大事ですが、予防のために検査をすることの方がより意義があるのでは、と思います。
小見山祥吉